Turning Point

あれが転機だったのか、と思えることがある。そして偶然にも、そんなときには同じような人たちとの再会がある。私用で訪れた長野で、信州大学工学部の正門前にある「ゆいまある」へ。気がつけば3年ぶりの来店だったが、不思議と久しぶりという感覚はなかった。店の主、吉本氏との何気ない会話。そこで流れる時間は、20年前から止まっているかのようだった。帰路の途中に立ち寄った軽井沢で訪れたのは、旧軽井沢銀座にある「ベロ工房」だ。ムッシュ・ベロが眺める世界は、いつも「曲がったボトル」なのだ。そして、もしかしたらこの再会も、転機の兆候なのかもしれない。